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マンガ「星のポン子と豆腐屋れい子」

 マンガ「星のポン子と豆腐屋れい子」を読んだ。

 作画のトニーたけざきは「岸和田博士の科学的愛情」で知っていたが、こんなストーリー漫画みたいな絵を描くのに中身はギャグ漫画だったので変わったマンガだと思っていた。

 「星のポン子と豆腐屋れい子」は表紙といい、導入といい、子供がちょっと不思議な宇宙人にだまされて反省する、程度のマンガに見える。

 豆腐屋を営む優しい両親と暮らす姉弟、れい子とヒロシ。2人は翼を持った猫のような不思議な生き物と出会う。ポン子と名付けられたそれは、なんと宇宙から来たセールスウーマンだった!

 目玉商品はなんでもコピーできちゃう信じられないコピー機。お代は地球にありふれた「ハヒセ」というものでよいと言うが…。

原作小原愼司、作画トニーたけざき「星のポン子と豆腐屋れい子」裏表紙

 3話構成のうち、1話はだいたいそのあらすじで合っている。しかし、さすがにアフタヌーンに掲載されているだけあって簡単に終わらない。2話以降は穏やかなようすはなく、れい子がポン子を探し出し人を集めて襲おうとするようすは青年誌ならではである。1話だけはオンラインで無料で読むことができるのはうまい販売方法だと思う。

 全体としてみるとSFなんだろうか、ギャグではないが、ストーリーマンガだろうか。結末は家族の絆が守れたものの、それでよかったのだろうかという腑に落ちない点もある。れい子はそれでも満足しているようである。マンガで明示されない「ハヒセ」もまた魂とか絆とか記憶とかといった概念であろう。

 登場人物の感情をていねいに追うと重い物語になってしまうし、SFとしてはまだ続けられるような展開であるが、1巻限りなのですっぱりと終わって軽く仕上がっているのはいいと思う。

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  1. 2016/12/15(木) 23:13:26|
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