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叶山から秩父市街地を結ぶ秩父太平洋セメントベルトコンベヤー

 八ッ場ダムのダムカードのこだわり技術の欄に以下の記述があった。

 セメントの主な材料となる「石灰石」は、群馬県多野郡の叶山から採取しており、骨材、水、セメントと群馬県産のものを使用しています。

八ッ場ダム ダムカード Ver.0.1(2016.09)

 叶山って二子山の近くにある石灰石の採石場になっている山だよな、と国土地理院地図で確認してみた。その叶山は多野郡にあるので合っていたのだが、地図に気になる線が載っていた。

 叶山から東南東に向かって伸びる線がある。秩父太平洋セメントベルトコンベヤーと書かれた線は長く伸び、旧吉田町で地上に出てクランク状にまた東南東に伸びている。終着はどこかと思ったら秩父鉄道沿いの秩父太平洋セメント工場であった。

 当たり前といえば当たり前の帰結であるが、山岳トンネルとしては非常に長い。調べたら全部で23kmあるそうだ。

 14kmと8.6kmのベルトコンベヤ(通称KLT1、KLT2)を使用し、群馬県多野郡神流町~埼玉県秩父市までの約23km間を運搬しております。

秩父太平洋セメント株式会社 事業概要 叶山鉱山

 メンテナンスの必要があるだろうから断面は人の入るサイズなのだろう。ベルトコンベヤと通路を含めると幅2m、高さ2mくらいのかまぼこ型だろうか。小断面・長距離のトンネル掘削だとずり出し速度が掘進のクリティカルになりそうだなとか余計なことを考えてしまう。

 このベルトコンベヤのところどころ地上に出ている箇所を追っかけているページも見られ、ニッチなマニアもいるものだと驚いた。それにしても秩父太平洋セメントはこのトンネルをよく公の地図に載せたなと思う。

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  1. 2016/11/30(水) 21:07:16|
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