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映画「クライマー パタゴニアの彼方へ」

 Abema TVでドキュメンタリー映画「クライマー パタゴニアの彼方へ」を見た。

 レッドブル・アスリートのデビッド・ラマ(23歳)が、南米パタゴニアにそびえ立つ難攻不落の鋭鋒“セロトーレ”(3,102m)に、素手と命綱だけで登頂するフリークライミングでの前人未到の挑戦の様子を追ったドキュメンタリー映画「クライマー パタゴニアの彼方へ」(原題:Cerro Torre)。

クライマー パタゴニアの彼方へ Red Bull

 2013年の映画だそうで、私が島にいた時だからか全く知らなかった。

161028CerroTorre.png

↑尖塔のようなセロトーレ

 映画は1970年のマエストリによる疑惑の初登頂と当時非難を浴びたというコンプレッサーを用いたボルト乱打による再登頂に始まる。そのあと、デビッド・ラマの生まれ育ちを紹介し、3回の挑戦を取り上げている。1回目は途中で敗退、しかもカメラクルーが新規にボルトを打ったことにより批判を浴びる。2回目は登頂に成功、3回目はナチュラルプロテクションのみのフリーによる登頂に成功する。

 セロトーレは見るからに絶壁で尖塔とでもいうべき岩山である。どこに足をかけているのか見てもわからないが登って行くようすは確実である。主人公に据えられているデビッド・ラマは登攀も下界での待機も楽しんでいるし、カメラクルーも同様だ。プロジェクトXみたいな日本人的な真面目さはなく、映画もかしこまったものではない。エンディングに流れるTometonもラテンっぽい賑やかな曲だ。ただデビッド・ラマが登攀に燃える闘志は確かなもので、オンとオフがはっきりしていると感じた。

 カメラクルーもまた登山のプロである。3回目はケネディらがコンプレッサールートのボルトを撤去してしまい、このルートを断念し、反対側のルートをとっている。雪稜が続くがハング気味の雪壁があり、これも崩れてしまって登れるように見えない。それでもデビッドの登頂前日に登頂し、上からロープでぶら下がりながら撮影を行っているのはさすがプロである。

 トップクライマーの登攀の様子がわかる興味深い映画であった。

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