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温泉での硫化水素濃度の基準値

 北海道の温泉での硫化水素中毒について疑問に思うことがあった。

 北海道足寄町の温泉施設「オンネトー温泉 景福」で2014年10月、入浴中の男性が倒れて意識不明の重体となり、環境省の調査で、浴槽から国の基準値を上回る濃度の硫化水素が検出されていたことがわかった。

(中略)

 同省が昨年9月に景福を調べたところ、浴槽の湯面から上方10センチで国の基準値20ppmの10倍に当たる最大200ppm、浴室の床面から上方70センチで同10ppmの20倍に当たる最大200ppmが測定された。

温泉入浴中に硫化水素中毒か、男性重体に : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 国の基準値「20ppm」なんてのがあるのかと思って調べてみたら環境省所管の「公共の浴用に供する場合の温泉利用施設の設備構造等に関する基準」というのがあるようだ。

(1) 換気孔等
  イ 浴室(露天風呂の場合は、利用空間をいう。以下同じ。)に換気孔又は換気装置(以下「換気孔等」という。)を設ける等により、浴室内の空気中の硫化水素の濃度が、次に掲げる数値を超えないようにすること。
   (イ) 浴槽湯面から上方10cmの位置の濃度   20ppm
   (ロ) 浴室床面から上方70cmの位置の濃度   10ppm
環境省_公共の浴用に供する場合の温泉利用施設の設備構造等に関する基準

 工事などで硫化水素の濃度を規制する酸素欠乏症等防止規則には酸素欠乏等の状態として硫化水素10ppm以上を定めている。それより多いのは意外であった。風呂の湯面から10cmなら湯船に浸かった状態であり、何十分も風呂に浸からないという想定だろうか。複数基準があるのは安全教育上ややこしいが、それぞれ理由があるのだろう。ちょっと面倒だ。

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