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リニア中央新幹線の山梨工区が起工

 リニア中央新幹線の山梨工区が18日に起工するそうだ。

 JR東海が東京(品川)―名古屋間で2027年開業を目指すリニア中央新幹線が着工からまもなく1年を迎える。

 18日には最難関の「南アルプストンネル」掘削に向けた起工式が行われる。トンネル工事や都市部の用地買収など課題は山積しているが、沿線自治体の期待は大きい。

 全線(285.6km)の中でも、最難関工事とされているのは南アルプスを貫く「南アルプストンネル」(総延長25km)だ。大成建設と佐藤工業、銭高組の共同企業体(JV)が東端の山梨県側(7.7km)から工事を始める。トンネル西端の長野県側(8.4km)も年明けには施工会社が決まり、中央部分の静岡県区間の8.9kmも続く。トンネル東側部分の工期は25年10月末までの約10年間が見込まれている。

リニア、最難関「南アルプストンネル」に挑む | 読売新聞 | 東洋経済オンライン

 長大な南アルプストンネルは山梨工区、静岡工区、長野工区に分かれ、その初弾となるようだ。

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↑赤石岳等の登山基地である椹島。近辺が静岡工区の拠点の1つになると思う。

 ここのところ、大井川東俣に行ったり赤石岳に行ったりと近い山を登っている。一緒に仕事したことのあるコンサルの名前を椹島周辺で聞いたり、仕事で大井川周辺に入ったことがあると別件の委託をお願いしているコンサルから聞いたりするので、だいたいどの辺にトンネルを掘ろうとしているのかモヤモヤと見えてはいる。もっともYahoo!地図などにだいたいの線が書かれているので私が指摘するまでもない。

 土木屋としては特に困難な静岡工区の掘り方が気になるところだ。ナギの多い南アルプス南部の地中の地層はどうなっているのか。坑内に水は出るか。立坑を掘って山梨工区、長野工区に進めていくのだろうが、山岳トンネルの工法はTBMか他の工法にするか。立坑用地をどこに定めるか。立坑までの搬入路をどこに確保するか。既存の道を活用するならその道は10tダンプが通れるか。冬季も工事を行うか。もし冬季も工事を行うなら作業員の宿舎はどこに定めるか。冬季は緊急ヘリ以外の交通手段を設けるか。

 と、施工計画を見てみたくなる。書いていて「黒部の太陽」と同様の検討が必要になると感じた。ただ、まだ未定のことが多かったり、地権者への説明の仕方もあるのだろう、具体なルートや工法は日経コンストラクションを読んでいても記事になることはない。税金を投入する公共工事でないので、JR東海が秘密裏に工事を進めようが全く自由であるので仕方ない。

 10年くらいしたら工事も最盛期となり、様々なことが記事になってくるだろう。国内における土木工事としては21世紀最大のプロジェクトになると思うので、経過が気になるところだ。

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  1. 2015/12/15(火) 00:10:15|
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