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白山と富士山の背比べ - 柳田國男「日本の伝説」

 前に高尾じんぐ「くーねるまるた」白山と富士山のわらじを使った背比べの話なんて私も知らなかったと書いた。その部分が以下の会話。

「マルタさん、白山のわらじのお話知ってます?」

「あぁ富士山との背比べだよね。」

「お前たちってほんと変なこと知ってるのな…」

(中略)

石川県にある白山と富士山で高さ競べをした際に、負けないよう頂上にわらじをのせたという昔話。

高尾じんぐ「くーねるまるた」3巻P.024
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↑槍ヶ岳山頂から見た白山方面の景色。手前は笠ヶ岳(2011年秋 - 北アルプス・槍ヶ岳東鎌尾根[2/2])。

 柳田國男「日本の伝説」にもう少し詳しく話が載っていた。

 これと同じような伝説は、また加賀の白山にもありました。白山は富士の山と高さ競べをして、勝負をつけるために樋を渡して水を通しますと、白山が少し低いので、水は加賀の方へ流れようとしました。それを見ていた白山方の人が、急いで自分の草鞋をぬいで、それを樋の端にあてがったところが、それでちょうど双方が平になった。それゆえに今でも白山に登る者は必ず片方の草鞋を山の上に、ぬいで置いて帰らねばならぬのだそうです。(趣味の伝説。石川県能美郡白峰村)

柳田國男「日本の伝説」(新潮文庫,1987)P.118-119

 わらじを樋の下に載せたのは加賀の人だそうだ。柳田國男「日本の伝説」では山の高さが国自慢になっている例をいくつも挙げていた。おらが村の山が一番高い、と思い込むことが自信につながるのだろう。住んでいる場所の数だけこんな自慢話があると思うといろいろ調べてみたいと思う。

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  1. 2015/09/27(日) 00:18:03|
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