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掛け声で泡の出る池 - 柳田國男「日本の伝説」

 柳田國男「日本の伝説」を読んでいる。そこに驚き清水という項があった。

 越後の蓮華寺村の姨が井という古井戸などもその1つで、そこでも人が井戸のそばに近寄って、大きな声でおばと呼ぶと、忽ち井戸の底からしきりに泡が浮かんで来て、ちょうどその声に答えるようであるといいました。

柳田國男「日本の伝説」(新潮文庫,1987)P.23
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 そんな池あるかい、と読みながら思ったが、他にも越後の曽地峠、伊勢崎の書上原などにあり、他にも有馬温泉には悪口を言うと湧き上がる温泉、那須には「教伝甲斐ない」とどなると湯が湧く温泉などがあるという。熱海の平左衛門湯については間歇泉であろうと柳田國男が推定している。他の理由として

 実地に行ってみないと確かなことは知れませんが、大抵は周囲の土が柔かで、足踏みの力が水に響いたのではないかと思います。

柳田國男「日本の伝説」(新潮文庫,1987)P.27-28

 と説を唱えている。これもちょっと考えにくい。気密性のある土なんて想像できない。この本は初版が昭和15年と古いのでそういう考えもあったのだろう。

 となると、やっぱり間歇泉くらいしか説明できる要因がない。本当に現在でもそんな池があるのだろうか。

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  1. 2015/08/28(金) 21:46:28|
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