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ジャネの法則の極端な例

 7年前にウェーバーの法則とフェヒナーの法則の関係をジャネの法則に適用する(2)という記事を書いた。私自身この7年間が子供のときに感じた7年間に比べて短いと感じている。

 その理由は、年をとるにつれて新しい体験が減り、本人にとってできごとが繰り返しになり個々のできごとが判別つかなくなるからと思う。例えば毎年富士山に登っていると、全員登頂したのがいつの年だったのか、体調悪くてテント番をしていたのがいつの年だったのかわからなくなってくる。それでも初めて富士山に登ったときのことはもっとも印象深く覚えているので、そのことばかりが思い起こされる。

 日頃の生活だって、毎日朝飯に味噌汁を飲んでいたら、今朝の味噌汁の具が何だったのか思い出せないのももっともだし、通勤列車の座席でうつらうつらして隣の人に迷惑かけたのがいつかも思い出せない。

 でも「異常気象」を語るのは中高年に多い気がする。単に昔と異なる、例えば昔の夏はこんなに暑くなかったという表現をするように感じる。そもそも平均的な気象を語るためには統計的に有意な年数の気象を知る必要があるから、ある程度歳をとらないと異常気象を語ることはできない。しかし、最近10年くらいの移動平均として夏が暑いなどの傾向が見られるなら、もうそれは異常とは言えない気がする。

 毎年、昔の気象と比較するのであれば、去年や一昨年の記憶は必要ない。その場合、時間感覚は去年と今年で変わらないのだから、ジャネの法則は対数曲線ではなく、定数関数になってしまうのかもしれない。そう考えると毎年異常気象を語る人はジャネの法則の極端な例なのかもしれない。

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  1. 2015/04/26(日) 15:52:05|
  2. 科学全般
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