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映画「春を背負って」を見てきた

 木村大作監督「春を背負って」の全面広告の場所はどこかの関連。

 映画「春を背負って」を見てきた。

 今回は「劒岳 点の記」のときとは異なり、原作は読んだことがない。予備情報なしで見た。

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↑木村大作監督「春を背負って」の全面広告、6月8日読売新聞朝刊。

 だいぶ人気のない映画で、18:35からという遅めの時間だったからか、スクリーンには私を含めて5人しかいなかった。

 ストーリーは以下の通り。

 立山連峰で山小屋〝菫小屋〟を営む厳格な父(小林薫)に育てられた長嶺亨(松山ケンイチ)。

 社会人になった亨はそんな父から遠ざかるように金融の世界で、会社の歯車として毎日を過ごしていた。

 そんなある日、父の訃報が突然届く。帰郷した亨の前には気丈に振る舞う母(檀ふみ)、その姿を沈痛な想いで見守る山の仲間たち、そして見慣れぬ一人の女性・高澤愛(蒼井優)の姿が。彼女は心に深い傷を負い、山中で遭難しかけたところを亨の父に助けられた過去があった。

 父が遺した菫小屋と、父の想いに触れた亨は、都会での生活を捨て小屋を継ぐことを決意する。

 山での生活に悪戦苦闘する亨の前に、父の友人と名乗るゴロさん(豊川悦司)が現れる。世界を放浪してきたゴロさんの自然に対する姿勢や愛の天真爛漫な笑顔に接しながら、亨は新しい自分の人生に向き合い始める。

物語|映画『春を背負って』公式サイト

 題名は原作小説のままだが、ちょっと分かりにくい。山小屋若旦那奮闘記みたいにすれば内容が分かるのに、と思った。心温まるフィクションであり、きれいにまとまっていた。周りから言われるようにそんな簡単に山小屋の主人が務まるかという点は賛成だが、大汝山の小屋は基本人を泊めない小屋なので、他の小屋に比べて運営は難しくないだろうと思った。

 場所は木村大作監督「春を背負って」の全面広告の場所はどこかの予想通り、立山の大汝山であった。小屋の看板の横に大汝山と書かれていたので分かった。また、剱岳を背景にした絵で真砂岳、別山がよく見えるものもあった。ただ、黒部ダムの湖畔が真下に見えたり、東沢谷がまっすぐ奥に見えたり、大汝山とは異なる場所と感じるところもあった。

 山の描写としては、冒頭の子供の亨をつれて歩く場面で、亨が滑落していたが、そんならストックじゃなくてピッケル持たせればよいのにと思った。また、小屋から助けに出るときに先にハーネスを締めてからカッパを着ていたが、そうするとカラビナにカッパの裾が巻き込まれてうまくザイルを扱えないだろう、でもそういう流儀の人たちもいるのかなと思った。もっとも小屋から出たらカッパの上にハーネスを締めていた。あとは豊川悦司は長い髪の毛がザイルに巻き込まれそうだから縛ればいいのに、と思った。

 話としては面白いが、映画としてみると強く人を引きつける映像、ストーリー性などに欠けるのかなと、少ない客を見て思った。私自身もこういう心温まるストーリーよりは、「劒岳 点の記」みたいな困難な三角点設置作業、日本山岳会との初登争いみたいなストーリーの方が好きだ。

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  1. 2014/07/28(月) 00:01:20|
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