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高校で地学の授業をしてきた

 おととい請われて高校で地学の授業をしてきた。

 先月、地質屋さんに三宅島を案内した際、偶然伊豆岬で会った高校の地学の先生と名刺を交換した。私が登山を趣味にしていることを聞いて日本の山と登山の危険性みたいのことを講義してほしい、と頼まれたのである。

 登山は趣味にしているものの、立派な経歴があるわけでもなし、特殊な技術を持っているわけでもなし、ましてや三宅島に来てから山には登っていない。大したことは話せませんよ、と断った上で引き受けた。その地学の授業で後日ある古い噴火口に入る予定だと聞き、単独行は怖いので連れて行ってもらいたいという私なりの利点があった

 事前に相談した結果、以下の3つを話すことにした。

自己紹介
中山の履歴/土木工学科という学科/私の仕事
登山の危険性と安全の確保
日本の山の紹介/危険と対策
ヒートアイランド現象
地球温暖化とヒートアイランド現象の違い

 せっかくなので、進路と絡めて私の学科や仕事の紹介、私の大学での研究と絡めてヒートアイランド現象について説明することにした。

 三宅高校は生徒が少なく、生徒6人と手の空いている先生が私の話を聞いてくれた。教室ではなく、図書室の作業机みたいな大きなテーブルで、私のMacBook Airを使って授業を行なった。

 みんな静かで生徒から質問が上がることはなかったが、質問するとポツリポツリと答えてくれてよかった。地球温暖化とヒートアイランド現象の違いを聞くと規模の違いは分かっているようだけど、ヒートアイランドが暑い大陸があるとか、火山島のイメージだったり、いろんな意見を聞けてよかった。

08echigokoma_118.jpg

↑授業で紹介した越後駒ヶ岳の写真

 一方でスライドは25枚しか用意していなかったのだが、時間は足りなかった。ていねいに説明しようとするとホワイトボードを使ったり、動画を使ったりしていつのまにやら時間がなくなっていた。学生のころ、よく先生が「話が脱線して時間が足りなくなる」というのが分かった気がする。また50分×2回しゃべっていたのだが、のどが乾いてしゃべるのに疲れてしまった。

 一番の反省点は導入部をおろそかにしたことか。これから話すことが何の役に立つのか、これを示さないと続く話は何を聞いても頭に入ってこない。私自身がそうなので、力を入れるべきであった。登山の危険性を放置するとどうなるか、ヒートアイランド現象を放っておくとどうなるか、これを初めに示すべきであった。

 教員はこんなのを毎日続けているわけで大変な職業だと思った。授業の準備やテストの採点、報告書の作成など考えると帰りは遅くなるのもうなづける。教師は少しあこがれの職業ではあったが、続けるのは相当なモチベーションが必要だなと感じた。

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  1. 2014/01/19(日) 20:11:38|
  2. 科学全般
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