島ノ中ニ有リblog

島の生活とか、登山とか、Macとか、日記とか

かつてあった三宅島のNLP計画

 今年の2月12日の衆議院予算委員会で石原慎太郎議員が三宅島のNLPについて提案していた。少々長いが引用する。

 さらに、基地の問題について申し上げますと、今、アメリカが非常に難渋している第七艦隊の航空母艦の艦載機の離発着の問題ですけれども、NLP、ナイト・ランディング・プラクティス、これはかつては三宅島にやろうということだったんです。私の選挙区でもあったんですよ。当時の政調会長の藤尾が、青嵐会の仲間ですが、あの人も剛直な人だったけれども、ややちょっと権柄ずくで、政調会長はすごく偉いんだと自分で言って回るぐらいのおもしろい人だったんだけれども、三宅島へ行っても威張りまして、つくってやるみたいな言い方をするから島民が反発して、結局、島民の投票結果は僅差で負けたんですよ。

 三宅島といったら、十何年ごとに噴火を繰り返して、非常に厄介な島なんですけれども、今も本当に疲弊していますが、かつての噴火でできた溶岩の台地があって、これを活用したら簡単に滑走路ができるんです。しかも、航空母艦みたいに、周りは海だから。

 それで、私、知事になったばかりのときに、三宅も災害で島民が避難するような事態があったんですが、そのときに、当時のベーカーというアメリカの大使、昔から知っていて仲がよかったので、彼をヘリコプターに乗っけて、招待して、ピクニックを兼ねて行って、これ、どうだと言ったら、ベーカーが喜んで、これはもう絶好じゃないか、何でできないんだろうかと言うから、それは君らの次第、日本の政府の次第でと。

 私、今度村長もかわりましたので、前の村長にも話しましたが、場所を選べば、全然、とにかく騒音の被害も何もない地形があるんですよ。これはぜひ考え直していただきたい。

第183回国会 予算委員会 第4号(平成25年2月12日(火曜日))抜粋

 昭和38年、御蔵島が米軍射爆場に内定したことは小説「海暗」を読んで知っていた。また、昭和23年、ジャック・モイヤー氏が三宅島近くの三本岳(大野原島)に棲むカンムリウミスズメの保護をトルーマン大統領に訴え、三本岳の爆撃計画が阻止されたことは知っていた。

 この三宅島のNLPは「島の南のほうでかつてNLPが検討されたことがあるらしいよ」くらいのことしか聞いたことはなく、詳細はこの石原慎太郎氏の質問で初めて知った。家のポストに入っていた「三宅島新報」という新聞に地図が載っていたので掲載する。

130621NLP_1.jpg 130621NLP_2.jpg

↑(左)三宅島新報、(右)かつて検討された飛行コースと集団移転地域

 これを見ると、北は阿古漁港から南は粟辺の溶岩原あたりまでを対象としていたようだ。阿古は島の中では人口の密集しているところなので、私はもっと南、粟辺から大路池あたりを想定してた。が、思いのほか阿古よりだったようだ。

 また、村長は以下のように答えているので実現可能性は非常に低いだろう。

 NLPに関しての接触は一切ございません。また、三宅島がどの様な状況下にあってもNLPは到底受け入れられるものではありません。

平成25年度第1回定例会一般質問 - 三宅村議会だよりP.5
関連記事
  1. 2013/05/21(火) 01:31:29|
  2. 三宅島・御蔵島
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<島で桑の実が見られるようになった | ホーム | コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた、というTogetterが面白い>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://nakayamayu.blog107.fc2.com/tb.php/2248-bb0efd68
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)