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見たいものが見えてしまったというバイアス

 コンクリ柱を断層と誤認した、というニュースがあった。

コンクリ柱を「断層」と発表、東大地震研が謝罪 立川断層調査で「石と思い込んだ」

 東京大地震研究所の佐藤比呂志教授(構造地質学)は28日、東京都立川市などで行った活断層「立川断層」の掘削調査で、地下に埋め込まれたコンクリート製とみられる柱状の人工構造物を断層活動で動いた石と思い込み、「活断層を確認した」と誤って発表していたことを明らかにした。

(以下略)

コンクリ柱を「断層」と発表、東大地震研が謝罪 立川断層調査で「石と思い込んだ」  - MSN産経ニュース

 土木屋の私からすると、そんなのコンクリなんて見りゃ分かるだろ、と思うが間違えちゃったものはしょうがない。ちゃんと謝っただけ立派である。

 この佐藤教授の会見には重要な示唆を含んでいると思う。

立川断層誤認 「見たいものが見えてしまった」 佐藤教授・一問一答

--誤認の原因は

 「研究者は何年もかけて調査計画を立てる。(断層を)見つけたいという強い思いがバイアスになって、『見たいものが見えてしまった』ということだ」

立川断層誤認 「見たいものが見えてしまった」 佐藤教授・一問一答 - MSN産経ニュース

 記事タイトルにも含まれている「見たいものが見えてしまった」というのは、私は短絡的に批判することはできない。「鍵をかけてあるものだと思った」とか「この話は彼に伝えてあるものだと思った」とか、最近だと「まさか、船が着発で出るとは思わなかった」とか、生活していると「信じたいことを信じる」ことが多い。

 だからといってすべてを疑うという姿勢は日々の生活を過ごすにはあまりに面倒だし、人はそれを強迫観念と呼ぶ。ほどほどに疑いながら当たり前と思ったことは信じるのが人の生活としてよいと思う。

 このケースについては、東大の震研の誰も疑わなかったのか、それともひとりが先走って発表しちゃったのかなと思う。

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  1. 2013/03/29(金) 23:59:59|
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