島ノ中ニ有リblog

島の生活とか、登山とか、Macとか、日記とか

赤石岳から聖岳まで縦走してきた

 赤石岳から聖岳まで縦走してきた。

↑聖岳にて

 宿泊地は椹島、赤石小屋、赤石避難小屋、兎岳避難小屋、聖岳東尾根ジャンクションピークの5泊6日であった。

 連日、天気に恵まれ晴れであった。標高2000mくらいから積雪、百間平付近、聖岳の登りで腰くらいなラッセルがあった。偵察時と同様、赤石岳、聖岳山頂付近は風が強かった。

 20時頃に福生に帰り着き、後片付けが終わった。眠い。

150104追記:山行記録を作成し、アップロードしました。

2015年冬 - 南アルプス・赤石岳〜聖岳[1/5]
http://nakayamayu.web.fc2.com/record/2015/151226akaishi/
  1. 2015/12/31(木) 23:50:13|
  2. 登ってきた
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赤石岳から聖岳まで縦走してくる

 偵察にも行ってきた通り、赤石岳から聖岳まで縦走してくる。

 今晩出発し、椹島、赤石小屋、百間洞、白蓬の頭の4泊5日+予備日2日間の予定。

 一昨日降った雨が、山ではどの程度の積雪になっているのか、27日28日に西高東低が強まり風が強そうなのが気になる。

 久しぶりの長期の雪山なので、楽しみ半分心配半分である。

  1. 2015/12/25(金) 18:02:24|
  2. 登ってきた
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OS X Yosemiteの複数ファイル名変更機能

 OS X Yosemiteから複数ファイルの名前を変更できるようになったようだ。

151219rename.png

↑フォーマットの画面

 OS X El CapitanにバージョンアップしてからリネームソフトShupapanが名前変更と同時に予期しない理由で終了するようになった。Shupapanの最新版を探してみたが、今使っているものが最新版であった。他のソフトはないかと探していたらOS X YosemiteからOSの機能として連番ファイルを作れるようになっていた。

 使ってみたが、とりあえずは使えるものの簡易版という印象が拭えない。連番にする際、01、02という風に十の位に0を設定できず、1、2、…10という番号の振り方になる。名前の順にファイルを並び替えるとおかしくなる。何か鍵になる記号を使えば(私は写真につける番号の前にアンダーバー_を使っている)、後で「_」を「_0」に変更して解決するのだが、スマートでない。

 リネームソフトは他にもあると思うから探してみようかと思う。

OS X Yosemite: ファイル、フォルダ、およびディスクの名前を変更する
https://support.apple.com/kb/PH19067
  1. 2015/12/24(木) 23:56:49|
  2. コンピュータ
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カモシカスポーツでカッパを買った

 カモシカスポーツでカッパを買った。

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↑カモシカオリジナルのカッパ上下29,800円

 カッパのズボンはよくアイゼンをひっかけたり、こすったりして穴を開けてしまうのだが、カッパの上着はあまり傷むことはない。とはいえ、13年前に買ったヘリテイジのカッパはゴアテックスなのに水が浸みてくるし、9年前に買ったカッパも擦り傷や穴があちこちにあいてきた。

 島にいた間の3年間のブランクもあるし、年末の山行はできるだけ快適に過ごしたいので、新しくカッパを買うことにした。高田馬場のカモシカスポーツで探すと、最近はカッパの上だけ、ズボンだけの別売が多い。店員さんに聞くと客の体型に合わせて上はM、下はSみたいな買い方をすることを想定しているそうだ。でも組み合わせて買うと高くなってしまうので、一緒のタイプでサイズが合うものを探し、カモシカオリジナルのカッパを買った。サイズの合うカッパはこの色だけでカーディナルレッドというそうだ。

 家に帰ってからズボンのファスナーに細い細引きをつけて開けやすくした。年末山行でうまく機能してくれることを祈る。

  1. 2015/12/24(木) 00:11:59|
  2. 登山
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高田馬場「麺屋武蔵鷹虎」つけ麺大

 高田馬場「麺屋武蔵鷹虎」に入った。

151223menyamusashi1.jpg

↑JRと西武新宿線に囲まれたところにある

 やや見つけにくいところだが、早稲田通りに店の看板を出している。入ったことがないと思っていたが、3年前に入っていた

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↑つけ麺大830円

 券売機には1,000円を越える盛り付けのメニューもあるが、一番シンプルなつけ麺を頼む。麺の量は並、中、大と選べ、大を注文する。待っていると隣の客の前に店員さんが「はい、麺700gです」とでかい丼で置くので、つけ麺大って多いのかな、とビビる。注文が来てみたらさほどではなかった。

 つるりとした太麺と魚介豚骨が絡んで美味しかった。

  1. 2015/12/23(水) 23:15:01|
  2. ラーメン
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新宿歌舞伎町「東京豚骨らーめん」ばんかららーめん

 新宿歌舞伎町の東京豚骨らーめんに入った。

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↑ばんかららーめん大盛り

 東京豚骨らーめんって何だろうと思い、基本らしいばんかららーめん大盛りを頼む。800円台。

 豚骨醤油でちぢれ麺。スープが甘い。魚介系だと甘いスープはあるけど、魚介系でなくて甘いのは珍しい。ちょっと苦手と感じた。昼過ぎでもある程度客が入っていたので人気があるのだろう。

  1. 2015/12/23(水) 12:04:48|
  2. ラーメン
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無積雪期黒部横断という記事

 山と渓谷2016年1月号を読んでいたら無積雪期黒部横断という記録 が載っていた。

 図書館で読んでいただけなので、詳細は覚えていないが、10月に2人で赤岩尾根…棒小屋沢下降…剣沢遡行…剣沢大滝登攀…長次郎谷…池ノ谷下降という内容であった。

 黒部横断というと、普通は積雪期に尾根筋をたどって登る。私も2010年5月に歩いている。

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2009年黒四ダム〜内蔵助平にて

 意外と沢筋をたどって横断できるのかと素直に驚いた。しかし、剣沢や池ノ谷など険しい谷をたどっており、難易度は高そうだ。棒小屋沢も難しいらしい。ただ、登りでは巻かざるをえないゴルジュを懸垂下降で突破できるため、核心部を見ることができたと前向きな感想があった。一方、遡行時期が真夏でなく、シュリンゲが凍っている写真や、池ノ谷の懸垂下降で15秒以上浸かっていたら死んでいたかも、といった言葉は恐ろしいと思う。もう少し暑い時期にたどればいいのに、10月ってもう水に浸かりたくない時期だ。

 剣沢大滝を織り込みながら、これだけの困難な沢をつないで歩くのはすごいと思う。

  1. 2015/12/22(火) 22:49:11|
  2. 登山
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流水はなぜ凍らないのだろう

 流水はなぜ凍らないのだろう。

 北国では冬に蛇口を少しだけ開けて水を流しっぱなしにしておく。そうすると配管が凍らない。小便器でも間欠的に水を流しているのを見かける。

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↑谷川岳ベースプラザのトイレで見た凍結防止の張り紙

 なぜ流れる水は凍らないのだろう。凍り始めの川を見ても、流れている箇所は当然水で、流れていない箇所は凍っている。場所によって温度が異なるとは考えにくい。そのときの気温は氷点下だったので、詳しく言えば、氷点下でも流れる水は凍らない。

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↑氷点下で凍らない川(2008年秋 - 奥秩父・甲武信ヶ岳[1/2]

 氷点下で凍らない水、というと過冷却が思い浮かぶ。「流水 凍らない」で検索すると、Yahoo!知恵袋の回答がいくつかヒットし、いずれも過冷却について触れている。

 しかし、衝撃を与えない状態で冷却すると0℃以下でも凍らない現象を過冷却にあげており、擬似的に衝撃を連続的に与えている流水に過冷却を持ち出しても納得のいくものではない。

 たぶん、温度というマクロな単位で物事を見るから理解できないのだと思う。分子運動というミクロな単位で見れば、流水が乱流であって水分子が拡散するため、分子運動が大きくなるのだろう。でもそうだとすると、分子運動の運動エネルギーの総和が温度に比例するのだから、その流水の温度は0℃以上ということになる。よくわからん。

 氷上で滑るときは圧力で靴と氷の間に水ができているというが、昭和基地で氷点下30℃みたいな日でも滑るぞと言っていた越冬隊長と似たような議論だ。

 いっぺん氷点下で流水に温度計つっこんで何℃か調べてみようか。

  1. 2015/12/21(月) 00:08:56|
  2. 科学全般
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本数の少ない西武バス小手03路線と免許維持路線

 西武バスの小手03路線の本数が少ない。

 都県境を歩いた時のこと。瑞穂町高根まで歩いたところで足に豆もできたし、バスに乗って帰ろう、地図を見ると近くにバス停もあるみたいだし、と水天宮入口バス停に向かって歩いて行った。

 バス停は見つけたが、小手指駅行きのバス停しか見つけられない。上下線でバス停兼用なのかな、と思い、時刻表を見ても小手指駅行きの時刻表しか載っていない。見渡しても見えないけど、遠いのだろうか、バス停1つくらい歩くか、と歩いてみたが、隣の高根バス停に達しても箱根ヶ崎方面のバス停が見当たらない。小手指駅行きのバスも休日の昼間に1便しかないヘンテコな路線なので、箱根ヶ崎行きがあっても時間は合わないだろう。仕方ないので箱根ヶ崎駅まで歩いて行くことにした。

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↑バスに乗ろうと思った水天宮入口バス停

 後で調べてみたら、そもそも箱根ヶ崎駅→小手指駅の片道しか走っていないようだ。路線図には一方通行を示す三角の印で示されていた。

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↑西武バスの小手03路線の単独区間(病院前〜宮寺西、西武バス路線図より)

 箱根ヶ崎駅を発車するバスも土日の1便だけ。それも日中のみ。

151220hakonegasaki.png

↑箱根ヶ崎駅発の小手03の時刻表(発車時刻予定表~箱根ヶ崎駅 標柱1

 いくらなんでも便数少なさすぎるだろうと感じた。どんなに少なくても平日朝駅に向かう1便、平日夕方駅から発車する1便の平日1往復だろう、そうしないと乗っても帰ってこられない。片道なのに循環線でもない。一体何なんだ、この路線、と路線名の「小手03」で調べていたら「免許維持路線」という概念があるようだ。

1 :名74系統 名無し野車庫行:2014/10/08(水) 19:44:21.89 ID:TOOnrog6

Q:「免許維持路線って?」 
A:免許維持路線とは一日一本や一週間に一本など本数が極端に少ない路線のことを言います 
だいたい朝や夜に集中していることが多く距離が長かったり乗客が極端に少なかったり 
あとバイパスや混雑する国道を経由したりと本数の多い路線とは違った特色もあります 

Q:「なんでこんな路線が残っているんだ?」 
A:理由はいくつかある 
1 ある時期に乗客の大幅増加が見込まれる場合に増発するとき、定期便があると手続きが楽だから 
2 ある路線が通行止めなどで迂回することになった場合その道路を使えることができるから 
3 貸切バスを出すときルート上に定期運行の路線がいる場合には 
  臨時便名義で出すことができ手続きが貸切の時より簡単に済むから 
乗せる気がないのにバスが走ること自体は、廃止直前の赤字ローカル線のようで哀しいのですが、 
バスの場合は存続するためのコストが鉄道ほどかからないせいか、何十年にもわたって維持されることがあります。 
免許維持路線について語るスレ 2系統

 極端な例では、年に1回しか運行しない京都バス95系統というのもあるとか。

 小手03はもともとあった2つの路線を狭山ヶ丘駅でくっつけたという経緯があるみたい(西武バス(グループ) | 「マイナーな」路線バスの旅日記)。

 片道回送だろうから、客を乗せる気はあんまりないのだろう。この小手03は上の「なんでこんな路線が残っているんだ?」の理由のいずれに当てはまるのだろうか。瑞穂町で駅伝をやるという看板を何箇所かで見かけたから、2の通行止めによる迂回だろうか。でもよその定期路線に駅伝が重なって免許維持路線に振り替えるならともかく、免許維持路線に駅伝が重なってもよその定期路線に振り替えるだけだ。

 メリットがよく見えない路線である。県境近くを通っている貴重なバス路線なので、できれば使いたいのだが、難しい。

  1. 2015/12/20(日) 23:09:22|
  2. 鉄道
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青梅と飯能の境を歩いてきた

 久しぶりに県境を歩いてきた。

 場所は住んでいる場所から近い青梅と飯能の境。安楽寺から瑞穂町高根まで。

 来週に山を控えているので靴ずれができてきたあたりで歩くのをやめた。久しぶりに歩けて良かった。

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↑道路の管理境

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↑国土調査の図根点

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↑大東神社裏で見たカラスウリ

2015年冬 - 青梅市安楽寺〜瑞穂町高根
http://nakayamayu.web.fc2.com/record/2015/151219oume/
  1. 2015/12/19(土) 16:24:06|
  2. 登ってきた
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アキシマクジラの昭島市マンホール

 先日、拝島まで自転車で行ったときのこと。マンホールにクジラの絵が載っていて不思議に思った。

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↑クジラの意匠のマンホール蓋

 昭島市って海ないんだけど、なんでクジラ?と調べてみたら、クジラの化石が出土したことに由来するようだ。

アキシマクジラ(昭島クジラ)出土地

 アキシマクジラの化石は、昭和36年(1961年)8月20日、八高線多摩川鉄橋の橋脚番号11の下流36メートルの地点から、ほぼ完全な形で発見されました。

 化石の全長は16メートル、ヒゲクジラの仲間でコククジラに近い種類ですが、現在のクジラと異なることから、「アキシマクジラ」と命名されました。

 化石の年代については、当時、アキシマクジラが埋没していた地層から約500万年前のものと推定されましたが、地質学の進歩により、現在では、新生代の第四紀の更新世の前期のもので、今から約160万年前の化石とされています。

昭島市‐アキシマクジラ(昭島くじら)出土地 - タチオンエリアガイド東京多摩版

 160万年前とのことなので想像もつかないが、海の底だったのだろう。地学のロマンを感じる話だ。一方、160万年後には東京湾の海底に積もったものなどが隆起してその頃の文明に見つかるのだろうか。プラスチックゴミとかが出土したらなんだかかっこ悪い。

  1. 2015/12/18(金) 20:36:09|
  2. 地図・県境・都市河川
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武蔵野陸橋から見た五日市線、青梅線、八高線

 国道16号の武蔵野陸橋周辺が工事中である。この武蔵野陸橋から見た線路がなかなかいい。

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↑武蔵野陸橋から見た五日市線、青梅線、八高線

 拝島駅は青梅線、五日市線、八高線、西武拝島線の4線が入り組む駅であり、引き上げ線もあるので線路がたくさん並んでいる。武蔵野陸橋からは扇型に五日市線、青梅線、八高線が分かれており、線路を目でたどってこの線路からあっちの線路と追っかけると楽しい。

 青梅線と五日市線、青梅線と八高線は直通する列車があるので、直通列車を想定しながら辿ると、平面交差で危ない箇所も見えてきて興味深い。ホリデー快速おくたま号・あきがわ号のように拝島駅で切り離しする列車もあるのでこれも何番線で切り離しして、順に発車するとと考えると楽しい。

 ただ、いずれも本数は少ないので、新宿駅や東京駅のようにひっきりなしに列車が出入りするわけではないので、電車を待つと退屈である。

  1. 2015/12/17(木) 00:47:33|
  2. 鉄道
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FHWAが接着系アンカーを推奨しない理由

 米国のトンネルのマニュアルTOMIEを読んでいるの関連。

 TOMIEの第3章 MAINTENANCEを読んでいると3.8.2 Ceilings/Hangers and Anchoragesという項があり、気になる表現があった。

 FHWA issued a Technical Advisory in 2008 that strongly discourages the use of adhesive anchors for use with permanent sustained loads in tension or overhead applications.

Tunnel Operations, Maintenance, Inspection, and Evaluation (TOMIE) Manual P.3-23

 訳すと、「FHWAの2008年の技術勧告によると、引っ張りもしくは天井使用目的での接着剤アンカーの恒久的使用をやめるよう強く提言している」といったところだろうか。

 あと施工アンカーの種類には、大きく分けて機械式アンカーとケミカルアンカーの2種類があるが、日本ではケミカルアンカーは割に一般に使われている(例えば「橋梁補修の解説と積算―写真でみる橋梁補修工事の施工手順」)。

 不思議に思ってリンク先をざっと読んでみた。

151129adhensive-anchors.png

↑米国連邦道路管理局による技術提言

 リンク先はUse and Inspection of Adhesive Anchors in Federal-Aid Projectsという米国連邦道路管理局による技術提言で、接着系アンカーの使用に関してFHWAの見解が載っている。

 読んでみると、"Fast Set epoxy"と呼ばれるエポキシ樹脂のアンカーの不使用を呼びかけているようだ。"Fast Set epoxy"とはSika CorporationのSikadur AnchorFix-3という接着剤らしい。

 2006年7月10日にマサチューセッツ州ボストンにあるI-90トンネルで吊り天井が崩落し、ぶつかった通行車が歩行者を死亡させ、運転手もケガを負ったという事故があったそうだ。吊り天井は鉄製の棒でつられており、エポキシ樹脂の接着系アンカーでトンネル本体に留められていたとのこと。

 その先のテストの内容が英語力の足りない私にはいまいちよくわからない。第一原因は"Fast Set epoxy"が張力に耐えられないことだ。さらに、"Fast Set epoxy"だけでなく、ICCの認定を受けたいくつかのアンカー機構も典型的な橋梁やトンネルのさらされた環境ではクリープに対して脆弱である。このため、支えるための張力がかかる部材や天井への接着剤の適用はやめるよう提言している。

 なお、調べてみたら、日本でも同様の対応になっているみたいだ。

 笹子トンネルの事故を受けて、標準編では条文に「原則として、吊り下げる付帯設備には使用してはならない」と記載し、本編ではあと施工アンカーの将来の発展を考慮し、 条文ではなく解説に同様の趣旨をふまえつつ現状では出来る限り適用を避ける必要がある と記載しました。

土木学会 刊行物案内 コンクリートライブラリー141号 コンクリートのあと施工アンカー工法の設計・施工指針(案)

 笹子トンネルの例を考えれば当然の対応だ。あと施工アンカーは補修工法としてよく使われているので、上向きアンカーを行い場合は気をつけようと思う。

  1. 2015/12/16(水) 00:04:01|
  2. 土木技術
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リニア中央新幹線の山梨工区が起工

 リニア中央新幹線の山梨工区が18日に起工するそうだ。

 JR東海が東京(品川)―名古屋間で2027年開業を目指すリニア中央新幹線が着工からまもなく1年を迎える。

 18日には最難関の「南アルプストンネル」掘削に向けた起工式が行われる。トンネル工事や都市部の用地買収など課題は山積しているが、沿線自治体の期待は大きい。

 全線(285.6km)の中でも、最難関工事とされているのは南アルプスを貫く「南アルプストンネル」(総延長25km)だ。大成建設と佐藤工業、銭高組の共同企業体(JV)が東端の山梨県側(7.7km)から工事を始める。トンネル西端の長野県側(8.4km)も年明けには施工会社が決まり、中央部分の静岡県区間の8.9kmも続く。トンネル東側部分の工期は25年10月末までの約10年間が見込まれている。

リニア、最難関「南アルプストンネル」に挑む | 読売新聞 | 東洋経済オンライン

 長大な南アルプストンネルは山梨工区、静岡工区、長野工区に分かれ、その初弾となるようだ。

151102sawarajima_65.jpg

↑赤石岳等の登山基地である椹島。近辺が静岡工区の拠点の1つになると思う。

 ここのところ、大井川東俣に行ったり赤石岳に行ったりと近い山を登っている。一緒に仕事したことのあるコンサルの名前を椹島周辺で聞いたり、仕事で大井川周辺に入ったことがあると別件の委託をお願いしているコンサルから聞いたりするので、だいたいどの辺にトンネルを掘ろうとしているのかモヤモヤと見えてはいる。もっともYahoo!地図などにだいたいの線が書かれているので私が指摘するまでもない。

 土木屋としては特に困難な静岡工区の掘り方が気になるところだ。ナギの多い南アルプス南部の地中の地層はどうなっているのか。坑内に水は出るか。立坑を掘って山梨工区、長野工区に進めていくのだろうが、山岳トンネルの工法はTBMか他の工法にするか。立坑用地をどこに定めるか。立坑までの搬入路をどこに確保するか。既存の道を活用するならその道は10tダンプが通れるか。冬季も工事を行うか。もし冬季も工事を行うなら作業員の宿舎はどこに定めるか。冬季は緊急ヘリ以外の交通手段を設けるか。

 と、施工計画を見てみたくなる。書いていて「黒部の太陽」と同様の検討が必要になると感じた。ただ、まだ未定のことが多かったり、地権者への説明の仕方もあるのだろう、具体なルートや工法は日経コンストラクションを読んでいても記事になることはない。税金を投入する公共工事でないので、JR東海が秘密裏に工事を進めようが全く自由であるので仕方ない。

 10年くらいしたら工事も最盛期となり、様々なことが記事になってくるだろう。国内における土木工事としては21世紀最大のプロジェクトになると思うので、経過が気になるところだ。

  1. 2015/12/15(火) 00:10:15|
  2. 土木技術
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ノースフェイスの社長が亡くなった

 ノースフェイスの社長が亡くなったそうだ。

 【ニューヨーク=有光裕】アウトドアブランドとして有名な米ザ・ノース・フェイスの創業者であるダグラス・トンプキンス氏が8日、チリ南部のパタゴニア地方で、乗っていたカヤックが転覆する事故で死亡した。

 欧米の主要メディアが伝えた。72歳だった。

 報道によると、トンプキンス氏は5人の仲間と一緒に、チリとアルゼンチンにまたがるヘネラル・カレーラ湖でカヤックに乗っていたところ、強い波で転覆した。チリのコイハイケ市内の病院に運ばれたが、集中治療室で亡くなった。

ノース・フェイス創業者、カヤック転覆で死亡 : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 ノースフェイスと言うと、赤などの原色と黒の組み合わせのカッパやジャケットが思い浮かぶ。10年くらい前から下界でもリュックサックなどで見るようになった気がする。スキー場でも上のようなツートンカラーのヤッケをよく見る。

 私はノースフェイスの製品で何を持っているだろうと探してみたが、あんまりない。冬用の起毛のズボンくらいだろうか。それも今はユニクロのフリースズボンがメインなのでほとんど来ていない。私はあまのじゃくなのでみんなが着ていると私は避ける傾向にあるからだろう。あと、ちょっとお値段が高いイメージがある。

 登山道具を作っている人は登山している人が多いのだろうし、外でのアクティビティも多いのだろう。残念である。

151223追記:もう1つノースフェイスの製品を持っていた。

151223northface.jpg

↑9年前に買ったカッパ。あちこち穴が開き始めている。

  1. 2015/12/14(月) 00:10:31|
  2. 登山
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福生「頑徹」つけ麺

 ちょっと離れたところまで食べに行こうと駅から羽村方向にしばらく歩いて頑徹に入った。前にも入ったことがある

151210gantetsu.jpg

↑つけ麺中盛り850円

 前は普通のラーメンを食べたので、つけ麺を注文した。

 平太麺としょうゆのつけダレである。普通のラーメンはだしが効いていたが、比べてつけ麺はあんまりだしが感じられない。冬で寒いし、普通のラーメンを頼めばよかった。

  1. 2015/12/13(日) 01:22:30|
  2. ラーメン
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EVAフォームマットを買った

 Amazon.co.jpでEVAフォームマットを買った。

151207mat.jpg

↑CAPTAIN STAG EVAフォームマット

 手持ちの個人マットが銀紙が剥がれてただのウレタンマットになっており、一部穴も開いていることから代わりを探していた。最近はこのタイプのじゃばら折りの凸凹マットをザックにくっつけて歩いている人をよく見かけるので気になっていた。

 山の店で値段を見ると少々高く、試しに買うには二の足を踏んでいた。Amazon.co.jpで2,183円で売っていたので買ってみることにした。サイズは56×182cmとやや大きい。

 富士山に行った際、金曜日の夜に馬返しで使って寝心地は良かった。ただ厚みがあってパッキングしにくいため、山には持って行かなかった。

 雪山では雪がくっつくので普通外付けはしない。うまい具合にパッキングができればいいのだが、使いどころに悩むマットである。

  1. 2015/12/12(土) 12:52:50|
  2. 登山
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またカシオSGW-300Hを買った

 先日の富士山で時計が勝手にリセットされてしまった。翌日、充電しようとベランダの日光のよく当たるところに1日置いていたのだが、何にも表示されなくなってしまった。

151207SGW-300H.jpg

↑何も表示されなくなった時計

 家電量販店で電池交換してもらおうとしたが、内部の回路がダメになっているとのことで、直すならメーカー送りで少なくとも5000円かかるとの見立てだった。買い値が6,980円だったので、修理を断って新品を探すことにした。

 3年前に買ってから1度壊れたものの、その後は順調だったので残念だ。

 改めてその家電量販店で高度計の付いている安価な時計をカシオのジャケットを着た人に聞いてみた。高度計が付いているというと、G-SHOCKかPROTREKですね、安くても20,000円くらいからです、と紹介を受けた。壊れたこの時計は1万円足らずで買えたんですが、同じようなのはないですか、と聞いてみたが、在庫置くスペースも限られているので、と扱っていないことを示唆されてしまった。

 仕方ないので帰ってからAmazon.co.jpで探し、同じSGW-300Hを買った。

151210SGW-300H.jpg

↑新しく買ったSGW-300H。ゴムバンドだった。

 注文して翌日すぐ届いた。5,854円とかなり安かった。Amazonでのコメントも値段の割に機能は果たす旨のコメントが多い。使い勝手の良さはわかっているのでまた壊れるまで使おうと思う。

  1. 2015/12/11(金) 00:30:16|
  2. 日記
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TOKYO FMの檜原中継局試験放送がいい

12月14日追記:放送を聞いていたら12月14日朝5時からTOKYO FM本放送に切り替わったようだ。


 TOKYO FMの檜原中継局試験放送がいい。

 何気なくラジオで電波をシークして音楽が流れているので、これにしようとほったらかしにして聞いていたらずっと音楽が流れっぱなしであった。歌のない音楽だけで喫茶店にでもいるような感覚だ。ニュースや渋滞情報、コマーシャルも流れない。

 聞いていると毎正時にだけ以下のような説明が流れる。

 こちらはTOKYO FM檜原中継局です。周波数86.6メガヘルツ、出力300ワットで檜原中継局より試験電波を発射しております。

 調べてみたら総務省が試験免許を許可したようだ。

 本中継局は、地形的・都市型難聴の解消を目的として開設するもので、東京都西多摩郡檜原地区の受信環境が改善されます。

 なお、予備免許したFMラジオ中継局の概要は、下記のとおりです。

申請者 株式会社エフエム東京
送信所設置場所 東京都西多摩郡檜原村
指定事項 周波数 周波数 86.6MHz(メガヘルツ)
空中線電力 300W(ワット) 最大実効輻射電力 800W(ワット)
放送開始予定日 平成27年12月
総務省|関東総合通信局|株式会社エフエム東京のFMラジオ中継局に予備免許

 本放送がいつから始まるかわからないが、しばらくこのまま音楽だけの放送を続けて欲しいものだ。福生にいれば電波の入りもいい。檜原村のどこから発信しているのだろう。

  1. 2015/12/10(木) 00:17:50|
  2. 福生
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拝島の蕎麦屋「あづま屋」

 拝島の蕎麦屋「あづま屋」に入った。

151207adumaya.jpg

↑カツ丼合わせ温かい蕎麦950円

 拝島で用事を済ませた後、昼飯を食べたいと思い、国道16号沿いで見かけた蕎麦屋に入った。

 13時過ぎの遅い時間だったが、何人か他にも客が来ていて繁盛しているようだった。昼はセットメニューが安いようだったので、カツ丼合わせ温かい蕎麦を頼む。

 鰹節のダシのきいた蕎麦で美味しかった。蕎麦に昆布が乗っかっていたこと、お酒に銀盤、剱岳を用意しているところを見ると、富山にゆかりのある人が経営しているのだろうか。

  1. 2015/12/09(水) 00:11:58|
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拝島付近の玉川上水とみずくらいど公園

 用事あって拝島まで自転車で行ってきた。その帰り、玉川上水沿いの道を通った。八高線に乗っていて公園が見えて気になっていたところだ。

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↑国道16号武蔵野陸橋から見下ろす玉川上水

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↑使用禁止のボルダー壁

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↑前にも触れた日光橋

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↑玉川上水と八高線に挟まれた狭い歩道

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↑八高線の橋梁

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↑玉川上水掘削跡の碑

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↑水喰土堀跡

 ちょうど落葉の時期であり、木々が冬の日差しを浴びて輝いていた。玉川上水に映る紅葉みたいなのを撮りたかったが玉川上水には囲いがあって望む写真は撮れなかった。でも綺麗なところだと思う。

 歩いていたら名前の気になっていたみずくらいど公園に出てきた。福生市に転入届を出した時もらった観光案内冊子を見ていたら見つけた地名である。「水喰土」と書いて「みずくらいど」と読むなんて、読めないし、相当な曰くがあるんだろう、と思っていたら、玉川上水掘削時に水が吸収されて流せなかった場所らしい。水を食ってしまうから水喰土出そうだ。

 この辺は多摩川の河岸段丘だろうから礫層が地表に現れている箇所なのだろう。でも、現地は落ち葉が積もってむしろ降雨時に池になりそうな空堀に見えた。

  1. 2015/12/08(火) 00:05:37|
  2. 福生
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吉田口登山道の浸透ます

 吉田口の登山道には木枠で囲まれた空堀みたいなのが馬返しから四合五勺まで見られる。

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↑吉田口登山道の浸透ます

 先日歩いていて、何ですかこれと聞かれて分からなかった。見た目から浸透ますだと思うけど、調べたことはない。歩きにくいよね、と答えた。

 調べてみたらやっぱり浸透桝のようだ。

 この洗掘はおそらく雪解け水によるもので、春から初夏にかけて雪が残っている間は、日中の日差しで解けた雪が毎日小川を作っているようなものですから、どうしようもありません。それでも、少しでも被害を食い止めようと登山道の各所に排水溝や浸透桝が設置されています。

吉田口馬返ルート案内【富士さんぽ】

 春に訪れたことがないので、雪解けの時期に小川になっているのは知らなかった。夏も冬も乾燥していて水が流れているという印象は全くなかった。道理で道の真ん中の歩きにくいところに設置していあるわけだ。でもできれば真ん中に渡し板を設置するとか歩きやすいようにしてほしい。

  1. 2015/12/07(月) 23:27:29|
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富士山に雪訓に行ってきた2015

 富士山に雪訓に行ってきた。

 4年ぶりにアイゼンを履いて登り下りや滑落停止の練習をした。新しく買った靴も軽くて、汗で濡れることなく、快適であった。くじいていた足は気をつけて歩いていれば痛むことはなかった。

 今年は今までで雪が一番少なかった。いつもの小御岳流しも雪がまばらで礫の斜面が歩きにくかった。天気はよく、南アルプスから北アルプス、八ヶ岳が見えた。赤石岳から聖岳への稜線も見え、年末の合宿へ思いを新たにした。

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↑雪の少ない小御岳流し

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↑真ん中が聖岳、右側が赤石岳。多分。

2015年冬 - 富士山
http://nakayamayu.web.fc2.com/record/2015/151205fuji/
  1. 2015/12/06(日) 20:01:44|
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万太郎谷沿いに登る谷川新道の説明文

 実家に帰ったとき、何気なく、古い「アルペンガイド10 谷川岳・上越の山」を手に取った。

 前にもこの1988年発行のアルペンガイドを取り上げたことがあるが、自分の歩いたコースを読んでみると、当時でもなかなか一般ルートと言えないようなところを登っている。

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↑「アルペンガイド10 谷川岳・上越の山」(山と渓谷社,1988)

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↑P.32, 33、谷川新道のページ

 今年の夏に登った万太郎谷には「谷川新道」という道があったようだ。しかし、9年前に登ったときも今年登ったときも道なんてまったく見かけなかった。ペンキやロープも一切見かけなかった。本当にあったのか疑わしいくらいだが、ガイドブックの記述も時期により通過不能とあるので、当時から相当な難路だったのだろう。冒頭の紹介文からして一見さんお断りみたいな雰囲気が伝わって来る。

 このコースは越後側からの登山路のうち直接谷川岳に登るものとして、また万太郎谷を遡行する変化に富んだ道だ。だが長い谷沿いの道は手入れが行き届かないところが多い。このため思わぬ渡渉やへつり、滝登りを強要されることがある。ましてや豪雨のあとや融雪期には通過不能となるときもあるので、よく状況を見て、時間にも余裕をもって行動しなければならない。なおこのコースは下降路には長すぎるため、極少数が登路のみに利用しているようだ。

「アルペンガイド10 谷川岳・上越の山」(山と渓谷社,1988)P.32
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↑雨の中だと滑る三の滝

 三ノ滝など苦労した滝もあるので、どうやって巻くのだろう、と疑問に思いながらつぶさに読むと、これ本当に一般登山道かと疑うような記述が出てくる。

  • 道はところどころ崩れており、残雪期には雪渓で覆う。道は手入れが悪く、猛烈なヤブになる。(井戸小屋沢の出合から大栗沢出合までの記述)
  • 右岸ぞいのヤブ道にいや気がさし、いよいよ沢歩きを始める。以前は要所にペンキ印があり渡渉点を示したが、今は見当たらない。(大栗沢出合から一ノ滝までの記述)
  • さらに本谷はこの奥に三ノ滝で左側を直登できるが、左の尾根に高巻の道がつけられているのでこちらをとる。イシクラ沢出合から相当な急斜面の中を、木の根などを頼りにヤブの中を登るのでいやなところだ。

 三の滝の左側を登るなんて記述は他に見たことがない。とどめにアドバイスの欄に沢歩きに経験がない人や増水期は、本コースに入らないでほしいと書いてある。もうアドバイスっていうか警告だろう。

 昔のガイドブックって篤志家向けのコースが載っているので興味深いし、読んでいて面白い。

  1. 2015/12/04(金) 00:25:23|
  2. 書評 - 山岳
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大島亮吉「山 ー随想ー」に見るクワウンナイ川の水の表現

 大島亮吉「山 ー随想ー」を読んでいる。

 大島亮吉は明治32年(1899年)東京生まれ。大正6年に慶応義塾山岳会に入会し、燕・槍の縦走や北海道の登山、穂高岳の積雪期登攀を行い、昭和3年3月に前穂高北尾根で転落死した人。享年30歳だったという。日本の登山の黎明期にあった人だ。

 今読んでいるのはクワウンナイ川の遡行だが、とても30歳前の人が書いたと思えないくらいの筆致でクワウンナイ川の滑床を表現している。

 今滝を劃然たる境界にしてクヮウンナイは下流の痛ましい荒廃した光景から全くユニックな河相を展開している。安山岩の少しも大きい凹凸のない河床をいっぱいに清冽な水は無数の白泡を浮べ飛沫を跳ね飛ばして淙々とした音を立てて流れていく。ただにその河床は数町にて終らず、屈曲して河身の見えないところまで続いている。潺々たる水、瑠璃玉のような水泡、すべてが河床を辷るように流れていく。我々はこれまでの尖々しい感じはこの明媚な秀麗な景趣に洗い流されて一種の幽趣を帯びた、まるで南宋画にあるようなこの景図のうちを歓声を挙げつつ進んだ。

大島亮吉「山 ー随想ー」(中公文庫,1979)P.16

 私はクワウンナイ川は行ったことがないものの、何本も沢登りしているし滑床もよく見ている。しかし、こんな生き生きとした水の流れる様を描き出すことはできないと感じた。「淙々とした」「潺々たる」なんて漢語みたいな言葉は逆立ちしてもでてこない。「潺々」は「せんせん」と読み、「水がさらさらと流れるさま」という意味だそうだ。こんな表現ができるようになりたいものだ。

 藤村 操しかり、昔の人の文章を読むと若くして老成していると感じる。

  1. 2015/12/03(木) 00:01:15|
  2. 書評 - 山岳
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百人一首の句「世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる」

 百人一首に以下の歌があるそうだ。

 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる

 皇太后宮大夫俊成

 世の中の悲しみやつらさを忘れることができない愁傷を詠んだものだそうだ。

2009年夏 - 尾瀬・尾瀬沼〜物見山にて。

 でも私がこの句を見ると字義をそのまま読んでしまう。道のない山の奥に入り、鹿の鳴く声が聞こえる、というようすだ。思い浮かぶ情景は森閑とした人気のない山の中で、夕暮れどきに天幕を立てているとどこからか鹿の鳴き声が聞こえてくる、改めて山に一人しかいない寂寥を感じる、といった感じである。

 私の解釈は変則的なのだろうが、いい句だと思う。

  1. 2015/12/02(水) 22:13:57|
  2. 登山
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Mac OS XをEl Capitanに更新した

 Mac OS XをEl Capitanに更新した。

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↑App Storeの画面

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↑このMacについて

 使ってみてまず思うのは日本語IMEが変わったこと。打ち込んでいる端から変換されていく。使っていくうちにだんだん慣れてきたが、ひらがなを入力したいときは漢字からひらがなにいちいち変換しなければならないのが面倒だ。

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↑片っ端から変換される日本語IME

 使いにくい日本語IMEといえばことえりだが、Wikipediaによると、Yosemiteからことえりではなくなったらしい。

 2014年10月16日に発売されたOS X Yosemite(OS X バージョン10.10)からは、ことえりは全く別の日本語インプットメソッド(名称不明)に置き換えられた。

ことえり - Wikipedia
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↑新しいフォント

 あとはフォントが変更されたこと。数字の横幅が増えたように感じる。筑紫丸ゴシックってやつだろうか。ヒラギノ角ゴに慣れた目には少し違和感があるが、あえて違いを見つけようとすれば分かる程度で、一般人が使う分には気にならない。

 もう少し使ってみて不具合があればまた記事にしよう。

  1. 2015/12/01(火) 00:05:51|
  2. コンピュータ
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