島ノ中ニ有リblog

島の生活とか、登山とか、Macとか、日記とか

読書感想文に書くと親呼び出しにされる図書一覧 - アンサイクロペディア

 アンサイクロペディアの読書感想文に書くと親呼び出しにされる図書一覧が充実している。

 ライトノベルやドグラ・マグラなど、まあ感想が書けないこともない小説から、非常に長くて夏休みの間に読みきれないもの、思想的に偏っているもの、入手が困難なもの、記載された文字が未だに読み解かれていないものまである。裏を返せば世の中には奇書と呼ばれうる本がたくさんあるなと感じる。

  1. 2016/07/15(金) 00:01:13|
  2. 書評 - その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

SCPというある種の創作された都市伝説

 SCPというある種の創作された都市伝説が面白い。

 ニコニコ動画で紹介する動画を見つけ、だらだらと見た。

160703SCPdouga.png

↑SCPを紹介する動画

 SCPは創作であるがゆえに再帰的に創作におけるSCPを紹介している文章が多く、初めて読む人が見てもチンプンカンプンで何やら不気味なもの、という印象しか湧かない。ある意味、そういった設定を楽しむものなのでそこで興味を持つか持たないかで深入りするかしないかが決まるのだろう。設定の外側からSCPを紹介している文章としてニコニコ大百科が見つかったので長いが引用する。

 英語圏のシェアワールド創作作品群「SCP Foundation」に登場する、世界規模の架空の団体。「SCP財団」とは創作する際の便宜的の名称であり、作品の中では単に「財団」と呼ばれる。

 財団は「SCP」と呼ばれる奇妙な物、現象、生物、場所そのもの等のSecure(確保)、Contain(収容)、Protect(保護)を目的として活動している。SCPの共通点は「人知を超えた存在」のみであり、例えば、どんな病気も治療する薬、キーボードで入力したあらゆる液体を販売する自販機、見ると溺死する絵画、人類とあらゆる生物を憎む不死身の爬虫類、全てを粉砕消去する電動歯ブラシ、定期的に化け物が湧いて出る赤い水溜まり――これらの物品の取扱い方と概要を記したレポート(SCP Report)を纏めたWikiサイトがSCP Foundationである。

SCP Foundationとは (エスシーピーファウンデーションとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

 基本的にはSCPの概要と確保の仕方が書かれているが、実験の過程が描かれている場合があり、言ってみればその部分がショートショートのSFである。様々な方法でSCPを確保しようとするが、そのプロセスで事故が起きたり、全く想定していない事態が起きたりする。その結果、対象は無害化したり、蓋して封印しておいたりといろいろな対応をとっている。

 文章は英語からの訳であり、本質に触れないように書かれていたりして読みにくい。このため、SCPをわかりやすく紹介する動画というのが多い。私が見ていて興味深いと思ったのは以下の3つである。

 こうやっていると私はあんまり生物や機械系のSCPには興味がなく、空間などを操る実体のないSCPに興味を惹かれるのがわかる。オカルトネタでもUMAやオーパーツよりマリー・セレスト号事件、バミューダ・トライアングルなどが好きなので、同じなのだろう。

 有名なSCPがあればクトゥルフ神話みたいに他作品に引用され、SF好きにだけわかるネタとして流通していくのだろうか。

  1. 2016/07/09(土) 23:08:31|
  2. 書評 - その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

書籍の再販制度が古く感じる

 書籍の再販制度について調べてみた。

 書籍はいつでもどこでも同じ価格で値引きすることも高騰することもないのは不思議に思っていた。再販制度という制度で価格が決められているというのは知っていたが、この再販制度が何なのか分かっていなかった。

 ちょっと調べてみると一般社団法人日本書籍出版協会という法人のサイトを見つけた。

Q. なぜ出版物に再販制度が必要なのでしょうか?

A. 出版物には一般商品と著しく異なる特性があります。

  1. 個々の出版物が他にとってかわることのできない内容をもち、
  2. 種類がきわめて多く(現在流通している書籍は約60万点)、
  3. 新刊発行点数も膨大(新刊書籍だけで、年間約65、000点)、などです。

 このような特性をもつ出版物を読者の皆さんにお届けする最良の方法は、書店での陳列販売です。書店での立ち読み風景に見られるように、出版物は読者が手に取って見てから購入されることが多いのはご存知のとおりです。再販制度によって価格が安定しているからこそこう したことが可能になるのです。

Q. 再販制度がなくなればどうなるのでしょうか?

A. 読者の皆さんが不利益を受けることになります。

  1. 本の種類が少なくなり、
  2. 本の内容が偏り、
  3. 価格が高くなり、
  4. 遠隔地は都市部より本の価格が上昇し、
  5. 町の本屋さんが減る、という事態になります。

 再販制度がなくなって安売り競争が行なわれるようになると、書店が仕入れる出版物は売行き予測の立てやすいベストセラーものに偏りがちになり、みせかけの価格が高くなります。また、専門書や個性的な出版物を仕入れることのできる書店が今よりも大幅に減少します。

再販制度 | 一般社団法人 日本書籍出版協会

 これを読むと、消費者の購入スタイルの変化に追いついていないように感じた。出版物が一般商品と著しく異なる特性として挙げられている項目はウェブページやblogでも十分兼ねられるものである。再販制度がなくなっても電子書籍が一般化すれば種類や値段の問題は解決する。というか、再販制度がある現在においてもベストセラーは売り上げを伸ばすが、売れない本は売れないという傾向は強いように感じる。また、再販制度があっても町の本屋さんが減っていっていると思う。それにはAmazonなどネット販売が一般化しているためだと思う。

 市場原理に任せてまずい理由がよく分からない。すでに古本市場というものがあり、絶版など希少な古本は高く、ベストセラーで売却されることが多い本は安い。出版・販売方法が多様化する現在において再販制度が保たれているのは誰かの既得権益の確保なのかなと邪推してしまう。

  1. 2014/02/25(火) 07:45:12|
  2. 書評 - その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

本を読まなくなって1年が経った

 本を読まなくなったの関連。

 本を読まなくなって1年が経った。

 もともと通勤時間に本を読むたちだったので、島に来てから読書をしなくなった。それでもしばらくの間は船の行き来で読書をしていたのだが、一昨年小笠原に行く際、ドラクエ9を買ってからレベル上げや練金に興じるようになり、読書をまったくしなくなった。

 私は複数の本を同時進行で読むことはなく、1つの本を読み終わらないと新しい本にとりかかることはない。1年以上間があいている本は夢野久作「ドグラ・マグラ」である。ただでさえ、額縁小説の入れ子みたいになって構成がよく分からないのに、間を空けているのでよけい分からない。

 今週末は船で出ることを決めているので、久しぶりに続きを読むとしよう。

  1. 2014/01/22(水) 22:38:43|
  2. 書評 - その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

「週刊 日本の世界遺産 創刊号 小笠原諸島」

 「週刊 日本の世界遺産 創刊号 小笠原諸島」を買った。

 三宅島にいることもあり、同じ東京の島である小笠原諸島が創刊号で350円だったので買った。

 サンゴ礁や白い砂浜、シダの生い茂る森など、日本とは思えないような風景がオールカラーで載っている。また世界遺産に登録された理由である固有種の独自の進化もまた面白い。写真を見ていると行きたくなってくる。

 竹芝から25時間、週に1便と考えると、欧米よりも遠く感じる場所である。いっとき、兄島に空港を作る案があったと聞くが、自然保護の観点から中止された。特異な環境を守っていくためにも不便なままの方がよいと思う。


週刊 日本の世界遺産&暫定リスト 創刊号 2012年 3/25・4/1合併号 [分冊百科]週刊 日本の世界遺産&暫定リスト 創刊号 2012年 3/25・4/1合併号 [分冊百科]
(2012/03/15)
不明

商品詳細を見る
  1. 2012/12/09(日) 01:03:00|
  2. 書評 - その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

東京の道路がいまだ整備途中である理由 - 青山やすし「石原都政副知事ノート」

 三宅島噴火時の都の対応 - 青山やすし「石原都政副知事ノート」の続き。

 以前、東京に緑が少ない理由というエントリを書いたが、この本に道路が整備されていない理由にも触れられていたので引用する。

 しかし震災復興のときは、昭和通り(幅44m)や永代通り(同36m)・靖国通り(同36m)など放射方向の立派な道路をつくった(戦後私たちがつくった環七や環八は幅25m)ものの、環状道路は実施されなかった。

 そこで戦災復興計画では環状道路の時うう要請を認識し、環二(外堀通り)を幅100m、環六(山手通り)を幅80mで計画しながら、政治が実行しなかった。

 環二は幅40m、環六は幅22mでつくった。日本を占領した連合国の司令官マッカーサーに「戦争に負けた国の首都に戦勝国のモニュメントのようなインフラをつくらせるな」と言われて、幅広の道路をつくらせてもらえなかったのだ。

青山やすし「石原都政副知事ノート」(平凡社新書,2004)P.100

 東京の道路が整備されていない歴史的経緯は私も知らないのだが、政治が実行しなかった、マッカーサーに止められたと漠然とした理由を述べている。ソースはアレだが、Wikipediaの東京都市計画道路幹線街路環状第2号線の項目にも以下のように書かれている。

 終戦後には、この空地帯を利用する形で幅員100メートルの環状2号線として都市計画決定がされている。この間、マッカーサーの率いるGHQは計画に全く関係していないばかりか、「敗戦国に立派な道路は必要ない」、「これでは(敗戦国ではなく)戦勝国の記念道路のようだ」と、むしろ反対の立場だった。

東京都市計画道路幹線街路環状第2号線 - Wikipedia

 これが事実であれば、東京はいまだに戦争の負の遺産を背負っているわけで、敗戦国とはいえ釈然としない。


石原都政副知事ノート (平凡社新書)石原都政副知事ノート (平凡社新書)
(2004/01/21)
青山 やすし

商品詳細を見る
  1. 2012/07/11(水) 22:31:19|
  2. 書評 - その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

三宅島噴火時の都の対応 - 青山やすし「石原都政副知事ノート」

 青山やすし「石原都政副知事ノート」を読んだ。

 氏は石原慎太郎都知事1期目に副知事となった人。1期目の選挙における都知事対応に始まり、横田基地、羽田国際化、ディーゼル車規制などが載っている。しかし、この本を購入した理由は2000年の三宅島噴火時に現地に向かい、現地対策本部を立ち上げていたからだ。

 噴火時、私は大学1年生であったが、山に登るのに忙しく、あまり気に留めていなかった。ましてや自分が12年後にその島に行くとは思っていなかった。そのため経過もあまり覚えていない。しかし、本を読んでみると、緊急火山情報が出され、安全宣言が出て、隣の神津島で群発地震が発生し、三宅島雄山が噴火し、全島避難した、という複雑なプロセスを経ている。このため現場サイドは全島避難の準備をしたり、避難勧告を解除したりと大変だったようだ。

 その中でも、現地対策本部立ち上げ時の電気・電話回線の増設、トイレと水の手配、避難所の空調、テレビ、避難者の食事、着替え、毛布の用意、降灰除去作業の自衛隊への依頼など、実際に現場にいないと分からないことは緊迫感があり、参考になった。

 私が島にいる間に噴火してほしくはないが、噴火したら落ち着いて家に帰って風呂に入るなんてできないんだろうな。

 関連:東京の道路がいまだ整備途中である理由 - 青山やすし「石原都政副知事ノート」


石原都政副知事ノート (平凡社新書)石原都政副知事ノート (平凡社新書)
(2004/01/21)
青山 やすし

商品詳細を見る
  1. 2012/07/11(水) 22:01:45|
  2. 書評 - その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

本を読まなくなった

 島に来てから本をめっきり読まなくなった。

 いままで本を読む時間はほとんど列車に乗っている間であった。江古田に引っ越した時も通勤時間は15分程度であったが、それでも本は何冊か読めていた。しかし、今は通勤1分、しかも歩きなので、まったく本を読まない。

 自宅にいる間に本を読めばよいのだが、だらだらとネットを見てしまって時間が過ぎている。時間の使い方としては生産性がないが、それもまた自分らしくていい。

  1. 2012/07/02(月) 01:28:27|
  2. 書評 - その他
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0

佐々淳行「連合赤軍「あさま山荘」事件―実戦「危機管理」」

 1週間ほど前に佐々淳行「連合赤軍「あさま山荘」事件―実戦「危機管理」」を読み終えた。

 あさま山荘事件を警察側の視点から書いた本である。事件当時、警察庁に籍を置いていた著者が後藤田警察庁長官から呼び出され、警察庁から派遣された幕僚団のナンバー2として指揮にあたった。

 タイトルに実戦「危機管理」とあるように、単にできごとを並べていっただけではなく、当初、長野県警との連携がうまく行かなかった、進展がなくても定例記者会見は行わないと報道各社が疑心暗鬼になって統制が取れなくなる、山荘を壊す鉄球の支障になる電線の切断が連絡ミスで行われていなかったなど、失敗談もいくつか並べられている。

 連合赤軍側は散弾銃と爆弾という近代兵器を持っているものの、籠城戦という点では戦国時代と大差がない。著者は「こりゃあ昭和の”千早城”だな」P.122)と評している。いかにしてこれを攻略するか、いかにして人質と犯人を生かしたまま身柄を確保するかは非常に困難であり、2名の殉職者を出したもののなんとか目的は達成している。

 私が興味を引いたのは事件2日目に警備心理学研究会の宮城音弥名誉教授、島田一男教授が現場を視察しての意見である。

 現状では心理学的には連合赤軍側が有利で、警察側が逆に追い詰められている。疲労を避け、交代で休息することが大切。隊員が十分情報を知らされておらず、インフォメイション・ハングリーとなってイライラしている。情報をこまめに全隊員に伝達せよ。(後略)

佐々淳行「連合赤軍「あさま山荘」事件―実戦「危機管理」」(文春文庫,2002)P.145

 単に兵の数から言えば圧倒的に連合赤軍側が少なく不利なのだが、心理学的には有利という。警察側が分からないことが多いのが理由だろう。連合赤軍がいったい何人いて、それぞれ誰なのか、人質は生きているのか、持っている武器は何がどれだけあるのかなどなど。

 一方で隊員の情報不足は作戦遂行に当たって不利であるというのはうなづける。何の変化もない状態が一定時間が経つと、待機している人員はなにか進展がないのか、あるいは上層部は末端に何かを隠しているのではないかと不安になるだろう。それは職務遂行には望ましくないことだし、変化なしなら変化なしと全隊員に伝えるべきなのだろう。

 あさま山荘のような特殊条件下だけでなく、仕事でも参考になる意見だと思う。

 以下、関連記事。

連合赤軍「あさま山荘」事件―実戦「危機管理」 (文春文庫)連合赤軍「あさま山荘」事件―実戦「危機管理」 (文春文庫)
(1999/06)
佐々 淳行

商品詳細を見る
  1. 2011/03/02(水) 00:54:49|
  2. 書評 - その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

花見川図書館からアルペンガイドが一掃されていた

 先週の八ヶ岳天狗尾根の記録を書くのに、天狗尾根のことをほとんど知らなかったので図書館に行って資料を探してみた。とりあえずあらかたのコースを網羅しているアルペンガイドを探したのだが、アルペンガイドがない。八ヶ岳だけでなく、槍・穂高連峰とか丹沢とかごっそりない。3冊だけあったが、それは九州とか大台ヶ原とかあんまり東日本の人になじみのない山のアルペンガイドで2000年以降に発行された新版であった。どうやら旧版がごっそりないようだ。

 古くなったから閉架に置いたのだろうかと思い、OPACで検索してみるが花見川図書館ではさきほどの3冊しかヒットしなかった。図書館の職員に聞いてみたら「閉架に移動しているかもしれませんね、借りますか」と返事が返ってきたが、私同様に検索して「こちらにはありませんね、他の図書館からとりよせになります」とあっさり言われた。

 ガイド関連の書籍はどんどん古くなるので決まった年数が経過したら自動的に処分に回るのだろうか。それにしても新しいガイドが入ってきてから処分してほしいのだが、ひょっとして新しいアルペンガイドは花見川図書館に入らないのだろうか。だとしたらそのたびに取り寄せなければならないので残念である。

  1. 2011/01/23(日) 16:24:49|
  2. 書評 - その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ