島ノ中ニ有リblog

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アニメ「正解するカド」12話「ユキカ」を見た

 アニメ「正解するカド」を3話ワムまで見たの続き。

「正解するカド」12話「ユキカ」を見た。

 正直期待外れな終わり方であった。ドラゴンボールで例えるなら突然トランクスが現れてスーパーサイヤ人になりメカフリーザを一刀両断して一件落着、といったところか。第9話でサラカさんが実は異方の存在であることを明かしたところで驚き、展開が気になっていたが、さらに強大な存在が現れてザシュニナが消されてしまうという結末であった。

 9話までは圧倒的な技術力を持つ異方の存在と無力な人類が交渉を通じて最適解を見つけていく、あわよくばザシュニナに一泡吹かせる、という展開を想像していた。考えられる結末としてはザシュニナが真道のオリジナルを異方に連れ帰りコピーを地球に残置するとか、人類がワムやサンサなどザシュニナからもらった技術を組み合わせてザシュニナを撃退するとか、ザシュニナが人類社会に溶け込むとかである。あくまで人類側は無力な立場で、異方や異方を超えた存在が味方になるのは反則に思える。ちょうど進撃の巨人でエレンが巨人化したことに賛否が分かれるように。

 早くユキカさん出てくれば真道さんも死ななくてよかったと思うし、何もザシュニナを消さなくてよかったと思うし、設定が面白かっただけに結末がもったいないと思う。浦沢直樹がシーンを思い浮かべてから物語を書くように、本作の脚本家は設定を先に、物語を後に考える人なのかもしれない。

  1. 2017/07/02(日) 23:47:06|
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アニメ「正解するカド」を3話ワムまで見た

 アニメ「正解するカド」を3話ワムまで見た。

 世界の終わりと始まり。人類は「正解」できるのか。

 全ては、想像を絶するファーストコンタクトから始まった。突如出現した謎の存在「カド」。 異常事態に翻弄される日本政府。そして世界の行方は、ひとりの交渉官(ネゴシエーター)に委ねられる——。

正解するカド KADO: The Right Answer イントロダクション

 タイトルからしてクイズ番組なのか教養番組なのかよく分からない。1話で謎をばらまいて2話で少しだけ回収し、3話でヤハクィザシュニナから説明があったが、ヤハクィザシュニナの意図は未だによく分からない。

 突如異世界から現れた立方体というと度胸星に出てきたテセラックを思い出す。テセラックは意思があるのかどうかも不明なまま連載が打ち切られてしまったが、「正解するカド」はヤハクィザシュニナという人物が明らかに人類と接触する意図を持ち、交渉がこの物語の軸となるようだ。

 3話でヤハクィザシュニナが日本政府代表団と会談し、世界を推進することが目的であることを明かした。ほか、宇宙の外から来たこと、ユノクルと呼ぶ共感、共有に近い意識を持つ人間が多い日本を選んで出現したこと、ワムと呼ばれる異方から無限に電力を取り出す装置を享受したいことを説明した。これらを組み合わせると、日本がワムにより無限の電力を手に入れ、全世界にも提供することで世界を推進することができ、ヤハクィザシュニナにとっても利点があるということだろう。最後にヤハクィザシュニナが述べた「私は人間に見合うものを知っている、進歩だ」というセリフは人類に知恵をもたらしたモノリスに似ている。

 なんの前触れもなく現れて交渉を求めているところを見ると地球に不時着して何かを補給して去りたい程度の目的かと思ったがそうではないようだ。結果的に飛行機の乗客を人質にとっている点、空港の全電力を切断しワムで即時復旧可能であることを示した点から交渉を有利に進める狙いは見える。一方、交渉は相手から得たいものがあるときに行うものなので、ヤハクィザシュニナが人間から何を得たいのかがわからない不気味な状態が続いている。「人よ、どうか正解されたい」というセリフからするとすでに問いが提示されているのだろうか。

 2話まではヤハクィザシュニナという名前がユダヤっぽいのと、立方体の模様がシェルピンスキーガスケットっぽい2点が印象に残った。立方体の模様は調べたらメンガーのスポンジがより似ている。3話ではユノクルの説明があったが、イスラム教のいう喜捨が最も近いように感じた。それぞれ関係あるだろうか。

 続き:アニメ「正解するカド」12話「ユキカ」を見た

  1. 2017/04/22(土) 19:29:35|
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原作とんたにたかし、漫画鈴木マサカズ「ダンダリン一〇一」

 もらったマンガ続き。原作とんたにたかし、漫画鈴木マサカズ「ダンダリン一〇一」を読んだ。

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↑原作とんたにたかし、漫画鈴木マサカズ「ダンダリン一〇一」

 労働基準監督署に勤める6年目の労働基準監督官・段田凛が名ばかり管理職の賃金不払いや労災隠しなどを摘発していく。会社を経営する側、雇われる側、1人1人に生活があって物語になっている。監督官は逮捕権の行使が可能とか船員の労働問題は国交省の船員労務官の仕事とか「へえ」と思う話題も出てきて興味深い。なお、一〇一は監督官の権限を規定する労働基準法第101条に由来するようだ。

 工事現場の安全管理について労基署の話を聞いたこともあるし、1度は労基署による実況見分に立ち会ったこともあるが、警察に比べると関わることが少ないように感じる。日本には必要とされる目安の半数しか監督官がいない(P. 301)とのことなので忙しいのだろう。日頃見ることの少ない人にスポットを当てた物語は面白いと思う。

  1. 2017/04/12(水) 00:32:47|
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安野モヨコ「働きマン」

 友人にもらったマンガを読んだ。安野モヨコ「働きマン」を読んだ。

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↑働きマン1巻

 週刊誌「JIDAI」の編集者を務める松方弘子28歳。「世界的に売れる雑誌を作る、そのために30才までに編集長になること!」と目標を持ち、慌ただしい雑誌編集部で他の編集者やデスク、取材相手や恋人ともぶつかりながら仕事に打ち込む様を描いている。各話は「女の働きマン」「張り込みマン」など「○○マン」という名前で各話とも誰かを取り上げて松方弘子との関わり合いを書いている。

 ドラマみたいな仕立てで成功する人失敗する人、いろんな人間模様を描いている。ただ正直私は仕事に全力を打ち込むタイプではないから主人公に感情移入することは少ない。こういう実際に即した物語はドラマにしてわざわざマンガにしなくてもいいんじゃないかなと思ってしまう。実際2007年にテレビドラマになっているそうだ。

  1. 2017/04/11(火) 00:00:38|
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花物語「するがデビル」

 ニコニコ動画で花物語「するがデビル」を見た。

 物語シリーズで発表されているうち、時系列で最後に当たる物語だそうだ。化物語シリーズのほとんどがアララギ君を主人公としているが、そのアララギ君は無事高校を卒業し、本作は1年後輩の神原駿河が主人公である。

 時系列で最後の物語であるが沼地蠟花という新しいキャラクターが登場し、神原と沼地との会話が今回の主な軸である。結局のところ、沼地がなぜ悪魔のパーツを集めていたのかよくわからなかった。人の不幸話を聞くのが好きというのはわかる。願いを叶えてくれる悪魔は不幸なできごとを減らしてしまうからというのはなんだか釈然としない。また、悪魔のパーツを自らに取り込む理由もないように思う。沼地が故障したのは左足だけでその他のパーツが問題なく動くなら預かっておくだけでよいだろう。結果的に神原の左腕は元の人間の腕に戻ったので神原にとってはよかったのだが。

 一方で沼地の行なっている相談はカウンセラーのそれとあまり変わらないような気もした。問題の本質をつかむことができれば問題の半分はほぼ解決していると私は思っている。問題が分かれば多くの場合解決方法が見つかるので最もよい解決方法を選ぶだけである。沼地に不幸話を吐露することで相談者自身が問題を整理してその本質を述べれば、あとは自分で解決するか時間が解決するかだろう。

 するがモンキー以降の神原はアララギ君のエロ奴隷としてのギャグ要素が多かったのでシリアスな神原は珍しいし、アララギ君も指摘する通り真面目だと思う。

  1. 2017/04/10(月) 00:33:19|
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けものフレンズ第12話「ゆうえんち」

 けものフレンズ第12話「ゆうえんち」を見た。

 第11話「せるりあん」を見てかばんちゃんがセルリアンかもしれないと想像し、明るい展開にはならないかと思ったが、かばんちゃんはフレンズであってしかも結果的に無事であった。

 帽子に残っていたミライさんの髪の毛が「生き物だったもの」で、サンドスターと反応してヒトになったのは後からはわかるが、11話時点で想像するのは難しい。また、セルリアンに食べられたフレンズが元動物に戻るのも数時間がかかるようだ。

 暗い展開に持っていくのは容易な物語であったが、第1話から続く「すごーい」「たのしーい」のノリで大円団を迎えられてよかった。ハッピーエンドを導くのはバッドエンドよりも難しいと思う。期待が膨らんだから続きを作るのはプレッシャーが大きいと思うが、ジャパリパークが廃れた過程やセルリアンの正体、かばんちゃん以外にヒトはいるのかなど描くものはたくさんある。続編があったら見たい。

  1. 2017/04/08(土) 17:52:41|
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アニメ「けものフレンズ」を第11話「せるりあん」まで見た

 アニメ「けものフレンズ」を7話「じゃぱりとしょかん」まで見たの続き。

 アニメ「けものフレンズ」を第11話「せるりあん」まで見た。

 海にたどりついたサーバルたちの前に大セルリアンが現れた!セルリアンハンターのヒグマらと協力しながら立ち向かうが、そんななかラッキービーストが…

けものフレンズプロジェクト|公式サイト

 10話までののどかなようすはなく、急転直下の展開であった。衝撃のシーンで視聴者を引っ張ったまま終わってしまったため、けもフレ11話ショックたつき監督を信じろという言葉が生まれている。

 以下、ネタバレ。

全文を読む
  1. 2017/03/26(日) 22:49:36|
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アニメ「けものフレンズ」を7話「じゃぱりとしょかん」まで見た

 アニメ「けものフレンズ」7話「じゃぱりとしょかん」まで見た。

 テレビを持っていない私はだいたいニコニコ動画の最新話無料のアニメを見ているのだが、けものフレンズはニコニコ動画で最新話を無料配信していない。ほったからしにしていたが、話題になるにつれ無料の1話は100万再生、200万再生を記録している。気になって調べたらちょうどGYAOで期間限定無料だったので土日で視聴した。

 紙飛行機を作ったり文字が読めたりするかばんちゃんに驚くすなおなサーバルちゃんを見ているとのんびりした気分になる。一方で、記憶をなくして名前も種族もわからないかばんちゃん、かばんちゃんにしか話しかけないボス、フレンズを襲うセルリアン、動物を人の姿にしたサンドスターなど不思議な要素も多い。壊れた橋や錆びたバス、使われていないアトラクションとしての迷路が登場し、各ちほーの境目には遮断機が壊れたまま放置され、エンディングでは現在使われていない遊園地の白黒画像が流れ、人類滅亡を示唆する不気味さもある。大人が見ても子供が見ても楽しめるように物語に二重性を持たせるのはうまいと思う。

 ジャパリバスに乗って次々と新しい場所に進み、問題を解決して行く様子は青いブリンクを思い出した。けものフレンズの物語の本筋はかばんちゃんが何者かを調べに行くことで、青いブリンクはさらわれたお父さんを探しに行く話なので、だいぶ違うのだが最後にどんでん返しがありそうなヒントの出し方が似ている。

 CGでキャラクターを動かしており、「てさぐれ!部活もの」みたいだなと思ったら同じ監督、アニメーション制作であった。

 テレビでは深夜放送みたいだが、CMの合間に動物の解説も入るし、NHK教育あたりで流れていそうな番組だ。深夜番組にするのがもったいないが、テレビ東京らしいとも思う。

 アニメ「けものフレンズ」を第11話「せるりあん」まで見たへ続く。

 関連:羽村市動物公園にサーバルを見にいってきた

  1. 2017/02/27(月) 00:28:26|
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映画「傷物語III 冷血篇」を見に行った

 昭島に映画「傷物語III 冷血篇」を見に行った。

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↑傷物語III 冷血篇ポスター

 公開3週目とあって20人か30人くらいしか観客はいなかった。劇場の席数の1割程度だろうか。毎週変わる特典、混物語は今回初めてもらえた。1作目は在庫切れだった。2作目は見に行ったのが公開4週目より後だったのだろうか。

 吸血鬼になった阿良々木君が人間に戻るために、吸血鬼ハンターに奪われた四肢を取り返してほしいとキスショットに頼まれ、3人の吸血鬼ハンターを倒したのが前作までの話。吸血鬼の本質を目の当たりにした阿良々木君は自らが親切心で行なった行為が、人間を苦しめる結果になったことに苦しみキスショットと対決する。

 熱血篇を見た後の感想として以下を述べたのだが、半分わかって半分わからなかった。

 次回冷血篇で阿良々木君が吸血鬼ではなく、中途半端な吸血鬼になった経緯とキスショットが忍野忍として生活することになった経緯が描かれるのだろうが、どういう話になるのか気になる。

映画「傷物語 II 熱血篇」を見た

 後者のキスショットが忍野忍として生活することになった経緯は阿良々木君がキスショットを吸血することでごく弱い吸血鬼になったのだろう。前者の阿良々木君が吸血鬼ではなく、中途半端な吸血鬼になった経緯がよくわからなかった。単純に阿良々木君がキスショットの血を吸えば強くなるんじゃないの、2人の強さはパレート均衡なんじゃないの、と思っていたのだ。実際、2人の対決は吸血により力の強さが逆転して阿良々木君の勝利に終わっているように見える。だから、阿良々木君が人間に戻る方法としてキスショットを殺すことを羽川が看破したとき、忍野メメがみんなが不幸になる解決策を提案したとき、クエスチョンマークが消えなかった。阿良々木君がキスショットから十分に吸血したら阿良々木君は人間の枠を超えて強くなり、吸血鬼そのものになるのと同じだと思ったからだ。

 帰りの自転車で考えていたのだが、主人が消えると眷属の能力も消える、という前提があるのだろうか、と気づいた。それならキスショットが死ねば阿良々木君は人間に戻れるし、キスショットが死にかけになれば阿良々木の能力は限りなく弱くなる。と一応理屈は合う。

 その点が気になっていた。ストーリーとしては優しさの裏返しという意外性があったし、すべてお見通しに見える忍野メメの企みも失敗したし、半端な吸血鬼と2人のリンクという変わった設定も納得がいく。ただ、あえていうなら阿良々木君と羽川とのイチャイチャが長かった。阿良々木君が強気だったりヘタレだったり、どっちかにして半分くらいに縮めてほしかった。

 以下、前回の感想。

  1. 2017/01/21(土) 20:13:09|
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マンガ「星のポン子と豆腐屋れい子」

 マンガ「星のポン子と豆腐屋れい子」を読んだ。

 作画のトニーたけざきは「岸和田博士の科学的愛情」で知っていたが、こんなストーリー漫画みたいな絵を描くのに中身はギャグ漫画だったので変わったマンガだと思っていた。

 「星のポン子と豆腐屋れい子」は表紙といい、導入といい、子供がちょっと不思議な宇宙人にだまされて反省する、程度のマンガに見える。

 豆腐屋を営む優しい両親と暮らす姉弟、れい子とヒロシ。2人は翼を持った猫のような不思議な生き物と出会う。ポン子と名付けられたそれは、なんと宇宙から来たセールスウーマンだった!

 目玉商品はなんでもコピーできちゃう信じられないコピー機。お代は地球にありふれた「ハヒセ」というものでよいと言うが…。

原作小原愼司、作画トニーたけざき「星のポン子と豆腐屋れい子」裏表紙

 3話構成のうち、1話はだいたいそのあらすじで合っている。しかし、さすがにアフタヌーンに掲載されているだけあって簡単に終わらない。2話以降は穏やかなようすはなく、れい子がポン子を探し出し人を集めて襲おうとするようすは青年誌ならではである。1話だけはオンラインで無料で読むことができるのはうまい販売方法だと思う。

 全体としてみるとSFなんだろうか、ギャグではないが、ストーリーマンガだろうか。結末は家族の絆が守れたものの、それでよかったのだろうかという腑に落ちない点もある。れい子はそれでも満足しているようである。マンガで明示されない「ハヒセ」もまた魂とか絆とか記憶とかといった概念であろう。

 登場人物の感情をていねいに追うと重い物語になってしまうし、SFとしてはまだ続けられるような展開であるが、1巻限りなのですっぱりと終わって軽く仕上がっているのはいいと思う。

  1. 2016/12/15(木) 23:13:26|
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